鍼灸の治療効果があるかないか施術者と患者両方で決めます。...
一言いえば1本の鍼で病気を治すのが鍼灸として一番理想な治療です、実際の治療現場ではそれがなかなか難しいことです、とはいえなるべく少ない本数で患者さんの病気を治すのが鍼灸師としての責任です。したがって、どんなツボを選んで刺すのが非常に重要です。原則として一つの症状に対して、1~3個のツボを選び、二つ以上の症状に対してもなるべく二つ以上の病気に効くツボ5~8個を選びます。鍼治療はあくまで患者の気血を動員して病気を治すから、多くのツボを刺すことによって患者の気血を分散してしまって、治療効果が薄れてしまいます。つもり、鍼治療は鍼を多く刺せば刺すほどいいということが決してありません、正確な診断の上で慎重にツボを選び、適切な手技を行うことであります。
太極拳及び鍼灸のことが興味のある方と一緒に勉強していきたいと思います。